鈴木社労行政事務所
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人事考課

創作性の高い業界の労務管理
(放送業界 番組制作 デザイン意匠制作 CG制作 WEB制作 SE関連 等)

創作性の高い業界の労務管理のポイント
  • 生産時間と成果           必ずしも成果と時間が一致しない。労働時間に思索検討時間があり生産活動をしているのかサボっているのか判定しにくい。
  • 組織力より個人能力重視               個々の成果物よりはチームではなく個人の能力技量に追うところが大きく、個人差が出やすい。
  • 仕事が常に一定量あるのではなく 繁閑の差が大きい傾向がある。
  • 労働時間が長くなる。時間外労働の割増賃金の増大。
  • 創作生産中の工程管理がしにくい。
  • 上司部下の関係が保ちにくい。
  • 規律性の維持がしにくい。
  • 離退職が多い。

創作型労働の特徴

仕事の管理
効率的な労務管理は 成果管理 進捗管理
成果管理
 仕事の性格上、労働者個人に任せる度合いが大きくなり 仕事の管理が放任状態になりやすくなります。会社の考えに沿った成果を出させるにはあらかじめ最低限会社の基準を定める必要があります。成果の善し悪しの判断もこの基準に必ず照らし合わせます。
仕事の進捗管理
 仕事の進捗を放任すると、納期間際に一気呵成に取り組んだり、納期を延ばす結果になったりしがちです。
途中にチェックポイントのマイルストーンを用意しあらかじめ 品質と途中進捗を確認します。
その結果、納期遅れや間際の手直しなど非効率な労働を防止します。
  
裁量労働制はマイルストーンの準備が必要

人事制度T(裁量労働制と変形労働制)
裁量労働制 変形労働制
  1. 裁量労働制          
    思索検討時間が長く労働時間によって、成果をはかりにくいところから、裁量労働制の導入が望ましい業種です。裁量労働制は法律で定められた業種に限り、1日あたりの労働時間を労使協定で定めた時間を働いたと見なす制度です。たとえば労使協定で1日8時間と定めれば12時間定めた職務を労働しても8時間と見なされる制度です。 →詳しくはこちらからおたずねください。
  2. 変形労働制
     放送局の番組制作など番組改編時に多忙となる企業は 1年間の変形労働制を導入することにより、特定の期間に1日8時間を超えても、あるいは1週間の労働時間が40時間を超えても閑散期に労働時間を減少させれば時間外労働になりません。その他の企業においても1月単位の変形労働制を導入することにより 効率的な時間管理ができます。
時間を有効に活用することにより人件費の抑制を図ることができます。

人事制度U(成果主義賃金制度)
成果主義賃金

労働者に裁量の幅を大きくゆだねる場合、結果責任を問わないと不効率になることもあります。たとえば裁量労働制で毎日短時間で帰宅してしまうなど弊害が出ます。
従って結果を賃金に置き換える成果主義賃金が適切です。
日本型成果主義は加点主義、革新性や創造性をいかに引き出させることができるかが成功の基です。

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コンプライアンスはもっともローコスト
コンプライアンスこそローコスト

最近は労働者の知識権利意識の向上で未払い残業手当の請求などの要求が多くなってきました。表だってはいませんが中には不当な言いがかりととしか思えない請求もあります。
しかしながら、抗弁すべき事業主側に法令で定められた調書類が整備されておらず、不当な請求を飲まざるを得ない状況も発生しております。こうした不合理なコストをかけないためにもしっかりとした 労務監査 を行い,万全の防御態勢を組む必要があります。
不当な請求を起こさせない労務監査はこちらからおたずねください。→メール

労働安全衛生
労働安全衛生
  1. 労働時間対策
     長時間労働になりがちな産業ですが、長時間労働が起因して労働者が傷病にかかると 多額の賠償金の請求を受けます。事業主には安全配慮義務があり電通事件では1億5千万円以上の和解金が支払われました。労働時間短縮の義務は事業主にあります。労働時間短縮には作業分析、ボトルネックの発見、ムダムラムリの改善。何よりも時間の目標設定から始まります。時間短縮については当事務所でプログラムを用意してあります。
  2. 精神疾患対策
     最近鬱病を中心とした精神疾患が問題となってきております。鬱病も業務起因性が証明されれば労災あつかいになります。当然賠償責任も生じます。特に個人能力に頼る業界にとっては発生の危険性は高まります。十分な防止策と発生した場合の対策が必要です。

当事務所では創作性の高い業界の労務対策のコンサルティングをご提供しております。ご用命をお待ちしております。またご質問等も承ります。メールフォームよりおたずねください。
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