鈴木社労行政事務所
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人事考課

人事考課の概要

人事考課の目的

  1. 与えられた仕事(課業と職務基準)を完遂させる
     職務の遂行の度合いプロセスを分析し、不十分な点があれば原因を分析し、是正し仕事を完成させる。
  2. 育成のための能力の棚卸し
    より高度な仕事をさせるために、保有能力の強み弱みを分析し、育成(OJT OFFJT)の計画、目標作りをする。
  3. 適材適所の配置
     職務の遂行度・習熟度にあった 配置・昇格・昇進などの公正な処遇にする。
  4. 昇給・賞与額の決定
    活躍の度合いに応じた 公平な額の決定をする。
人事考課と賃金育成

人事考課の考え方と効果

人事考課とは

1.一定期間の社員11人の課業の遂行度と努力の程度と、能力の高さを日常職務遂行行動を通じて分析判定すること。

  ※一定期間=考課期間

2.これからの人事考課の方向性
  過去の清算型(査定主義)→
未来型(能力開発型)
 給与や賞与の額の決定では会社業績は 頭打ちになります。社員個々の能力のでこぼこを把握し、早期に弱みを克服し強みを拡大するための育成が必要です。

いかに、部下を成長させるかという視点に立って人事考課をすることが重要です。

人事考課の仕組

人事考課と評価の違い

1.人事考課と評価

人事考課とは
左図のように

期首面接で,目標設定をし、期中面接で状況を確認し支援と援助、目標の見直しを行い、評価を、フィードバックを行い、次の育成計画を作成する、一連の流れが人事考課です。

2.人事考課の相対考課と絶対考課

  1. 相対考課

    相対考課とは部下同士を見比べて序列をつける考課方法です。人事考課の物差しは常に変動し、何が標準であるかが不明で、考課結果を正しくフィードバックがしにくく、部下からの反論に適切な指摘ができません。また、評価基準が曖昧なため人材育成の目標も設定しにくくなります。    
  2. 絶対考課

    絶対考課とは期首に話合いで考課期間の目標を設定し、その目標に対する出来映えを評価する考課方法です。絶対的物差しがあるので、評価は明快でフィードバックがしやすく、部下にも何が足りなかったか、どこをどう直せば良いかを指導しやすく、人材育成には有効な方法です。

人事考課必須要件
  1. 職能要件書(職能資格制度の場合)もしくは職務要件書(職務給制度の場合)などの等級基準
  2. 職務基準(その考課期間の目標)
  3. 面接制度
人事考課の必要要件
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